趣味になり損ねたサーキット体験

私は、車が趣味だった時期がありました。

趣味といっても、車の車種やメカニック部分に関心があるわけでも、公道をものすごいスピードで走ることに関心があったわけでもなく、ただ車好きの知人がいて、その知人の誘いに断れなかったがために車に関わることになったわけです。

では、私の車に対する魅力はどこにあるのかといえば、知人の走行会に参加させてもらってサーキットを走ることです。そこでは、公道では得ることができない、別次元の世界で車を走らせることができるのです。

私の車は、軽自動車のターボ車です。このどこにもありそうな車で、140キロ以上のスピードでメーターを振り切らせて走らせたり、コーナーでタイヤを滑らせながら曲がったりします。絶対公道ではありえない状況下でのドライビングです。時間は、15分間1セットにして何回か休憩をいれて走るのです。

サーキットで走った一番の思い出は、プロドライバーに自分の車を操縦してもらい、助手席に乗らせてもらってプロのテクニックを間近で体感させてもらったことです。

その体験は、自分の車ってこんな動きができるんだ!という、私への大きな驚きを与えてくれました。

ただし、この趣味は、そんなに深くは嵌りませんでした。それは、本気でサーキットを走ろうと考えたとき、整備費や維持費に私のお小遣いでは、それが無理だということがわかったからでした。