転職でわかったもの

以前の職は「塾講師」。

学生9割の中、ほぼ1人の社会人講師として頑張っていました。

時には親のように叱り、時には泣いている子を抱っこし、学生ではできない仕事を全て私が担当していました。

もちろん学習塾なので、厳しいルールが定められていました。

携帯、おしゃべり、飲食は禁止。

講師室での水分補給も、生徒の見えないところで飲むこと。

お菓子なんて食べてた日には強制退場です。

授業をするだけでも結構な重労働ですが、それ以外にもクレームや保護者の電話対応、生徒のスケジュール管理、参考書や問題集の仕分け、教室の開け閉め、掃除・洗濯など、雑務といっていい仕事が大半を占めていました。

目まぐるしいほどの業務にも慣れてしまっていたので続ける気でいましたが、夕方からの時間帯がライフスタイルと合わず、家族に迷惑が掛かり始めたので転職することに。

今までの講師経験を活かし、国立の研究所の補佐の仕事につきました。

さあ、前よりも難しい勉強をしている人たちだから、もっと忙しくなるぞと意気込んでいましたが、いつまでたっても多忙になりません。

それどころか、研究職の先生たちから論文の編集や翻訳を回される仕事をしながら、研究員や補佐仲間と談話したり、お菓子を食べながらたまに携帯チェックしたりと自由そのもの。

このギャップに最初は戸惑いました。

こんな仕事場が存在するのか!と驚きました。